
処女なら‘取材’が必要です。ー新米編集者の私が濡れ場の代筆をすることになりました― を解説
処女の私が、官能小説の濡れ場を執筆するためには――。新卒で出版社に入社し、文芸誌の編集者となった谷崎ほのか。ほのかは、学生時代からファンだった小野薫風と本を出版する、という夢を遂に叶える。小野との忘年会で、唐突に次回作のリクエストを尋ねられたほのかは、兼ねてから胸に秘めていたある願いを小野に伝える。それは‘女性視点の官能小説’を小野に執筆してもらう、ということ。しかし‘自分の体験したことしか書かない’ことをポリシーとしている小野は、それに反した要望であることから却下する。だが、何としてでも希望を叶えたいほのかは、酒の勢いに任せて突拍子もない提案をする。「なら、そういう部分だけ私が代筆します」ほのかの熱い説得に負け、受け入れる方向に傾いた小野だったが――なんとほのかは処女だった。‘自分の体験したことしか書かない’という小野のポリシーを踏襲するために、ほのかは小野に【取材】を申し出ることに――。◇断面図あり性器描写はハッキリめ◇表紙1頁本編38頁あとがき1頁◇X(twitter)