
その道を行け を解説
※このお話は同日発売の【その道を行く上】のとあるシーンの続きになります。そのため【その道を行く上】を先に読んでいただくことを強くお勧めします。【あらすじ】αである壱乃透は、番でΩである道琉のヒートも落ち着き、穏やかな日常が戻ってくると浮かれていた。しかし、外出から戻った壱乃透を待ち受けていたのは、刺々しく殺気立った道琉だった。その原因は、道琉のもとに届いた『オリンピック代表選手』を記した便り。本来そこにあるはずの道琉の名はなく、Ωであるがゆえに受ける理不尽に道琉は憤った。その心の昂ぶりに、道琉のヒートがぶり返す。道琉からあふれ出す強烈なフェロモンに、壱乃透は耐える。それは道琉のΩである故に受けた屈辱を知っているから…それは道琉のランナーとしての誇りを知っているから…これは『お前の背中を押す、俺の覚悟の物語。』